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連草

福岡人向けグルメ情報+真面目なゲスネタ+α

女の妄想と、男の劣情

漫画

恋に恋する女子の、未熟を愛でる

眉月じゅんさんの「恋は雨上がりのように」、最新5巻が出た。

 

    

 

傷心の女子高生が、四十半ばの寂びたオヤジに懸想するマンガだ。

そう聞いて、オッサンの妄想が詰まったお話だと思うと見誤る。

このマンガには、未熟な女子の妄想が詰め込まれている。

 

主人公の橘あきらは、たまたま入ったファミレスで、雇われ店長の接客に癒される。

ツボにはまった彼女は、その店でアルバイトをはじめ、次第に店長への思慕(勘違い)を募らせていく。

 

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あきらは、恋愛の空気が醸されないじれったさに思い悩む。ついに勇気を出してアプローチをはじめ、積極的な行動をスタートし、そして・・・

 

ムッハー !

 

教師と生徒ならありふれた展開だけど、アルバイト先という薄い関係性を下敷きにすると「ありえない」感が際だつ。

その非日常さが、あきらの妄想の濃厚さを連想させる。

 

世のオッサンは、さすがにこの店長に感情移入するほどウブじゃない。

でも、恋に恋する女子のどきどきムラムラは、眺めていて実に愉しい。

 

男は悟らず枯れるもの

およそ「美女と野獣」系の物語は、女子が純愛を愉しむためのものだ。

対象がおぞましいほど、ピュア度が増す。

たとえば「俺物語!!」もそうだよね!

 

  

 

件の店長は、純文学にはまって人生をスポイルさせ、しかし無頼にもなれず、燻っている。大人から見れば、アカン属性だ。

そのアバタが、世間知らずな女子高生には目に入らない。むしろ美化されもする。

ふつくしい

 

作者の眉月じゅんさんは顔出ししてないようだが、このまま顔出ししないで欲しい。

究極を言えば、このマンガの楽しさは、妄想をめぐらす作者を愛でることにある。

 

眉月じゅんさん(33)は、この状況でも、店長に操を守らせる。

 

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「この感情を『恋』と呼ぶのは軽薄だ」っつって。

 

ひゃっほーい !!

 

いい。

 

女子高生に切なげに迫られた元文学青年なら、そうでなくちゃねー

そんな青っちょろい男にこそ、女子はピュアに恋するんだねー

尻がむずむずする。

 

リアルな世界では、いくつになっても男の恋愛対象は基本10代~30代じゃないかと思う。

60でも80でも、男は、悟ることなく、ただ枯れる。年甲斐もなく高望みするのではなく、年波とともに望まなくなるんだろう。 

逆に言うと、男はいくつになっても、10代の子に迫られたら、当然自然に恋愛対象として見るはずだ。大人にとって、恋愛対象とは、劣情を催す相手ってことだ。

大人は、ロマンチックじゃない理由で理性を働かせる。としても、下半身の反応は野性的だろう。

 

ひるがえって、件の店長の言動は、あまりにピュア過ぎる。

まったくリアリティ(勃起)を感じない。

 

だが、それがいい

 

恋に恋する女子の、尻を愛でる

ストーリーにも増して魅力的なのは、あきらの造形だ。

元陸上選手という設定で、しなやかにしまった肢体を持つスレンダー美少女として描かれている。

 

わけても、尻がすこぶる素晴らしい。

 

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この、右尻と太股の境界をあらわす「~」に、青春の息吹を感じる。

 

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もういっちょ。

 

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 これ、見えてるよね?

 

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うん。断じてこれはプリーツじゃない!