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連草

福岡人向けグルメ情報+真面目なゲスネタ+α

余暇をムダにするマンガ

漫画

客を騙す店

不味い料理を食った後、「金返せ!!」と叫びたいことがある。

店にとっては、仕入れに金を使い、仕込みに時間を使い、商売のために利益を載せた適正価格だろう。

でも、どれだけ真面目に作っていても、不味けりゃ、サービスと対価は釣り合わない。

 

客は、サービスを受けてはじめて「騙された」ことに気付く。でも、もう手遅れだ。

そんなとき、客としてはせめて「二度と行かない」し、「被害が続かないよう人に話す」。

店側の論理で「批判的なクチコミ」を非難するコメントを見ることもあるが、(すべてとは言わんが)お門違いだ。

 

読者を騙す作者

マンガなどでも、似たようなことが起こる。

ずっとフォローしてきたマンガが、長期休載して完結しそうになくなったり、クソ展開で駄作に成り下がったりしたら、「時間を返せ!!」と叫びたくなる。

 

たとえば、名作「BECK」を完結させたので信じたハロルド作石さん。次の「7人のシェークスピア」の連載は、途中で投げた(一応休載のテイ)。

並行してスタートした「RiN」は、先日、一応完結させたテイで終わった。けれど、内容を見ると、明らかに途中で放り投げている。

もう ハロルド投げ と呼ぶしかない。

 

    

 

 

たびたび長期休載する割に、再開しても話が進みそうにない「ベルセルク」。

もはや「超」長期休載が定番で、束の間再開してもすぐ休載する「HUNTER×HUNTER」。

ともに6月に新刊が出たようだが、とても完結できそうにない。

 

    

 

なぜ、これらを商業誌に掲載しているのだろうか。

載ったら売れても、結局読者を騙すことになるものは、載せないのが商売倫理ではないのか?

 

ヒストリエ」や「3月のライオン」のように、しょっちゅう休んでも、話を進める姿勢が見える人のは、応援しながら待つ。

荒川弘さんのように、事情が解消したらガンガン描いてくれそうな作者さんは、信じて気長に待つ。

 

      

 

でもねえ。

話や絵に完璧を求めつつ、読者への責任を放擲している人に付き合うことはできない。

スープが出てから、ずっと次が出ず、いつ出るかも分からず待たされるようなものだ。ずいぶん経って美味いメインが出てきても、満足も感謝もできん。
もちろん「スープが美味しかったからいい」なんてことにならない。

売れるから、倫理に反する商売がまかりとおる。読者としては、買わない、読まないのが対策だ。

 

補遺:奇を衒うクッソマンガ

昨日も書いた「Blue Giant」。まだ、気が治まらない。

作者は、作中人物に対して生殺与奪の力を持っている。重要キャラでも、おもしろくおかしく死なすんなら文句はない。

でも、脈絡なくバナナの皮で滑って死ぬなんてなったら、「裏切られた」と思う。

 

「事実は小説より奇なり」と言うが、現実に起こる事故は、1億2000万分の1の「偶然」で発生する、無作為の出来事だから、ドラマチックなんだ。

フィクションの世界の事故は、作者が「狙って」発生させる、作為的なエピソードだ。

そりゃ、事故を起こせばドラマは動くよ。でも読者は、「なぜこの事故?」って戸惑うばかりだ。

あざといエロは楽しいが、あざといグロはエンターテイメントじゃない。もう「Blue Giant」は読まないし、人にも勧めない。

 

ボクたちは、日々仕事をして、私事をこなして、ようやく余暇を作る。

余暇は、ムダな時間でも、時間をムダにすることでもない。大切な時間を、余暇に使うんだ。

その時、映画を見るか、本を読むか、マンガか。選ぶことは、他を選ばないことだ。

 

ボクの大切な時間を、返してほしい。