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連草

福岡人向けグルメ情報+真面目なゲスネタ+α

福岡で県外人をもてなす

高級路線

接待なら「名物」を「名店」で食わせるのが最高だ。ただ福岡の名物って、

  • 春夏秋は難しい。というか、ない。
  • 冬ならアラに尽きる。

 

春夏秋は、名物にこだわらず「名店」に連れて行くしかないね。

好ましい鮨屋・和食店はいくらもあるから、どっか適当に選んだらいい。もっとも、名の通った店はかなり前から予約が埋まるのが最近の傾向。「この店に連れてけ」と言われたら苦労するかも。

 

冬は、ふぐでも悪くないが、県外人にはアラの方が喜ばれるし、ふぐより安い。

問題は、美味いアラを食わせる店が本当にレアなこと。

アラを出す店も、たいてい小ぶりのを使ってる。残念ながら、小さなアラは美味くない。

アラを扱うには、まず良い仕入れルートを持ってないといけない。そして、仕入れたものを捌ききるだけ、客を集めないといけない。簡単に手を出せる食材じゃない。

ボクなら中洲の「よしおか」に連れて行く。予算は酒別1万5000円くらい。それなりにするけど、きっと絶賛を受けられる。

 

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ショーケースに鎮座する巨大なアラ。このサイズのものを常時扱う店はそうない。

 

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ポン酢であっさり食べる。旨味が深い。

 

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エキスたっぷりの雑炊。ただただ美味い。

 

庶民路線

庶民的な「名物」と言えば、モツ鍋、水炊きでしょう。 あとは魚介か。

 

モツ鍋

ボクとしては、モツが大丈夫な人にはモツ鍋がベストと思う。

車を出せるなら「万十屋」が喜ばれる。アテンドがないとまず行けない場所だし、田んぼの中に建つモダンで巨大なモツ鍋御殿は見もの。

 

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ここは、小腸の他に様々な部位を使ってるのが特徴で、味付けはすき焼きっぽい濃い口(甘くはない)。

 

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野菜もたっぷり。近所から集めたおばちゃんパートが、わいのわいの言いながら仕上げてくれるのが何とも楽しい。

 

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ぶりっぶりの新鮮さ。よだれが出る。

 

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〆の石焼ビビンバ風のおこげご飯も美味い。ちなみに麺(ちゃんぽん、うどん)もあるし、麺+飯もできる。

 

水炊き

水炊きって、家庭じゃほんとに水に昆布いれたくらいで作るが、さすがにお店じゃ「スープ炊き」だね。「名店」と言われる老舗高額店もあるけど、美味いっちゃ美味いがなんちゃない。

行くなら新進気鋭の店がいい。最近行った「濱田屋」は良かった。

 

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まずはスープを飲む。すっきり端麗。この極上スープで鶏を炊く。

 

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鳥の身はいろんなとこ。あと団子。どれも美味し。

なかなか予約取れないけど、このレベルの店が他にもあるといいね(ちなみに「とり田」も評判だけど、ボクには合わなかった)。

 

魚介

福岡の魚介は、新鮮で安いけど、魚の種類・素質は至って普通。

要注意なのは醤油で、福岡の甘い醤油はダメな人はダメ。スッキリした醤油も置いてる、気の利いた店を選ぶのが無難だね。

アラの他に誇れそうなものは、イカと鯖くらいか。流行のカキは、別に福岡で食わんでもいい。

透明なイカ刺しは、かなり喜ばれる。新鮮すぎると旨味はないけど、目に美味しいからね。種類は変わるがだいたい年中あるし、その辺の居酒屋にもあるし、素材そのものなんでどこで食っても同じ。ただし海が荒れたら入荷しない。

鯖は、好きなら感動するレベルだけど、刺身には抵抗あるかも。夜に人気の専門店もあるけど、昼の焼鯖で済ませてもいい。ここは絶品。

 

B級路線

ラーメン、うどん、餃子、焼鳥あたりかな。

 

ラーメンは、オーソドックスな豚骨店なら、どこでもたいていそこそこだよね。

最近は醤油・塩・味噌や鶏白湯の良店もあるが、県外人を連れてってもしゃーない。どこにでもある「一風堂」「一蘭」もしゃーないでしょ。

一軒で済ませるなら、焼鳥なんかもある「山ちゃん」や「一心亭」(系列の長浜御殿も)のようなとこかな。

 

うどんは「」か系譜の「葉隠」。いっそ「牧のうどん」も悪くない。柔麺ね。

美味いけど「大地のうどん」「大助うどん」じゃダメ。博多っぽくないから。

ふかふかの、水餃子やワンタンのような小麦の楽しみ方を、味わってもらおう。

そういやおでんの餃子巻って余所じゃ見ないね。あれもデロデロになった皮のとこが美味い。 

 

ボクはギョーザも水餃子が一番。炊き餃子系はダメだけど(味も合わないし、あざとい商法が嫌)、「餃子 李」にマジ惚れてる。

ただ、県外人には一口焼餃子だね。鉄鍋系かテムジンかな。ボクは好きじゃないけど。

 

焼鳥ってのも悪くない。お代わりできるキャベツに豚バラが鉄板。武将系や鶏皮系より、今風のところがいい。

ボクが好きなのは、八兵衛系の次のとこ。特にキモが最高。

 

 

補遺:福岡の屋台事情

観光資源であることは間違いないが、ボクは大嫌い。

昔から廃止論が根強く、基本的には緩やかな廃止の方向で動いていたのだけど、最近雲行きが怪しい

 

屋台を表す形容詞が「汚い」「狭い」「暑い/寒い」であることに異論は少ないと思う。ボクの経験上は「態度悪い」「ボる」も加える。

最後に行ったのはもう何年か前だけど、県外人に付き合った中洲の屋台で、

  • ネタケースに生魚が並んでて、聞くと刺身を出すみたい。屋台でナマモノは不可のはずだが店主は悪びれもしない。もちろん頼まなかったけど。
  • 焼き物を頼むと、がっつり塩が振られて、シュシュッと魔法水(旨味調味料の溶液)が吹きかけられた感じのが来た。
  • 追加注文しないでちょっと間が空くと、「次の予約が入ってる」って追い出された。で、支払は居酒屋の3~5割増くらい。

これが特別な経験じゃないことは、地元民なら分かるはず。

福岡には、より美味いものを、より安く快適に食えるお店がいくらもある。ボクの周りに、好んで屋台に行く人はいない。

中には良い屋台もあるのだろうが、そういうレアなとこは常連で埋まるし、ときには並ぶようだ。屋台に並ぶなんて・・・。ガンバッテクダサイとしか言えん。

もし「どうしても」のときは、長浜のラーメン屋台かな。まだマシだと思う。