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連草

福岡人向けグルメ情報+真面目なゲスネタ+α

オナホ愛

ジブン以外のモノを愛すること

人にとって一番大切な存在はジブン。それをどう扱うかはそれぞれだけど。

大切なのに大切にできないと病むし、大切だけに大切にし過ぎると籠もる。

でも大抵の人は、そこまでこじらせずに上手くやってる。

 

すべての人はジブンが一番。なら、ジブン以外のモノを愛するのも、ジブンを満たすための手段・方法ではないか。パートナーも、子どもも、あるいは物も。

 

むかし「恋愛小説家」という映画を見た。面白かった。

中でも印象に残っているのは、コミュ障の主人公が、無邪気になついてきた犬の面倒をみるうちに変わっていった、という流れだ。

 

 

案外、子どもに対する愛情もそんなもんかもしれない。

できたてで愛情・愛嬌をお返しできない赤子を愛せないのも、様々な要因でお返しのない子を愛せないのも、正常だと思う。ずっと会ってない子に、義務・責任や自責を超えた感情を抱けないのもあたりまえと思う。

義務で世話しても、返ってくれば愛せる。返って来ないのに愛すのは難しい。「無償の愛」なんて、かえって人間味のない絵空事ではないか。

 

愛って単純

愛するには、返ってくること、満たしてくれることが重要である。逆に、満たされるなら人間でなくてもいいし、生物でなくたっていいのかもしれない。

もし人が人間しか愛さないとすれば、ペットへの愛情は説明できない。無理に説明しようとすれば「人間に対する愛情の劣化版・代償」となろうが、そう言われたら激怒する人も多いだろう。

AIBOというのは、とても興味深い社会実験だった。これも「劣化版・代償」だったのか? ちゃんと総括してほしいが、多分、違うと思う。 

もし人が人間しか愛さないというなら、ペットやロボへの愛情を説明するには複雑な理屈がいる。でも、人が人間以外・生物以外も愛するのだと考えたら、コトは単純だ。

 

つい最近、TROTTLA社の「ロリコンにジャストマッチする人形」が話題になった。これに類するドールを手にして愛でるロリコンは、満たされて規範を超えないのだろうか、それとも気持ちを高じさせて人間を襲うようになるのだろうか?

ボクは、規範を超えさせない方向に役立つのではないかと思う。理由は2つ。

  1. ひとつは、たとえば子を愛さない親のほとんどが子を殺めないということ。衝動的に「放り投げたい」と思っても、行動に移す人はわずかだ。
  2. もうひとつは、モノで十分満たされることもあるのではないかということ。

 

モノで満たされること

オナホールという商品ジャンルがある。男が自慰に用いる道具であり、チクワの大きいの、もしくはコンニャクに穴をあけたもの、と思えばいい。

ボクが特殊な性癖でなければ(多分大丈夫)、人は、このチクワにだって愛情を抱くことがある。

 

「初々しい妹」という名作オナホールがある。

 

 

かなりのロングセラーだが、今でも人気のようだ。

以前、評判の良いオナホールを数種類試したことがある。サイズや質感はさまざまで、嗜好・相性もあろうが総じて「代用品」だった。「あーセックスしてー」というときに使うと、それなりに気持ち良く射精でき、賢者モードで高ぶりは治まるのだが、手淫よりも寂寥感が強く残る。

しかし「初々しい妹」は違った。

現実をギリ超え、かけ離れない質感。えっちな夢で夢精するような、幸せな射精をもたらしてくれる「理想の穴」。

惚れた。文字通り。しばらくして「あのコと遊ぶか」と、脳内で「あのコ」呼ばわりしていることに気づいて慄然となった。

一種の擬人化だね。今となっては良い思い出。

 

弓月光さんの「甘い生活」という最高に下劣なマンガ(褒め言葉)がある。

 

 

魔法使い(童貞)の天才的な下着デザイナーが、手や下着で女性を昇天させるマンガだ。

何を言っているのかわからねーと思うが、ありのままに言ってるぜ。すばらしくくだらない(大賛辞)。

登場するオンナどもは、みな、彼の虜となる。手で触れられただけで昇天し、その「手の延長」の性能をもった下着で再び昇天する。

オンナどもはたいていセックスを求めるが、彼は性的に無垢であり、何ともならない。オンナどもは下着で満足しつつも、スキあらば彼と関係を持とうとする。彼の扱いは、まるで「下着の延長」のようだ。人間としてというより、「快感をもたらすモノ」として求められている。

珍妙な設定でありながら、妙なリアリティを感じる。

 

ペットでも、ロボでも人形でも、シリコンのチクワでも魔法の下着でも、人は癒され満たされたら、もたらしたモノが何であれそれに愛(着)を感じる。

セックスが、マシーン相手のフィットネスになるとか、脳への刺激で疑似体験する現象になるとか、SFでは普通にあるね。セックスロボットを開発中の企業もあると聞く。機械でも仮想でもいいんだよ。

満たされたら、あえて平穏を害そうなんて思わないんじゃないかな?

 

補遺:「初々しい妹」の覚醒

このオナホールには「使っているうちに快感が高まる」という伝説がある。「覚醒」と呼ばれてる。

都市伝説っぽいが、実際に覚醒はある。ボク自身、体験した。

もちろん、「ケーブルを変えると音が変わる」なんて話(オーディオマニアのオカルト)じゃない。

 

これ、現象としては「劣化」だ。劣化による質感の変化が、偶然にもうまい具合に使用感向上に結びついているもの。

ボクの場合、試してみたくて2つ買って1つをわざと劣化させた。裏返してしばらく窓際に干してから使用すると、何もしてない新品とは明らかに具合が異なり、格段に良かった。 

「熟れたら良くなる」なんてのも人間ぽくていいよね。