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格安SIMの基本のキ

いきさつ

携帯電話は必須だけど高い。契約は複雑で、しばりがきつい。

格安SIMという方法がある。そんなに使わない人なら月2000円前後で済む。しばりは少しあるが、分かりやすいしフェア。

ボクはドコモ→IIJmioに切り替えたけど、もっと広まっていいと思う。  

IIJmioは格安SIMの大手。呼びにくく覚えにくいね・・・

 

格安SIMって何?

そもそも電話やインターネットを使うには、道具と契約が必要である。携帯の場合は次のようになる。

  1. 電話機
  2. 音声通話回線の契約
  3. データ通信回線+インターネット接続の契約

契約2本は、セットで契約する。たとえば、1.iPhone、2+3.ドコモ、って感じ。

この契約先を、メジャーから、マイナーな「格安SIM」の会社(正式にはMVNOという)に切り替える。つまり、1.iPhone、2+3.IIJmio、って感じ。

※格安SIMの場合、データ通信回線等だけ契約するのが基本で、音声通話回線はオプションの扱い。でもオプション契約しないと、ドコモで使ってた電話番号をMNPで移せない。

※ドコモの専用メールアドレス(キャリアメール)は移せない。対策としては、そもそもキャリアメールを使わないのが一番。たとえばGmailを使ってれば、ドコモからIIJmioに変えても同じアドレス(@gmail)を使える。データ移行も不要で超便利。

 

SIMって、電話機に差し込む小さなカードのこと。

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作業は、①ドコモでMNP転出の手続をとり、②IIJmioと契約してSIMをもらい、③手持ちのiPhone(ドコモで使ってたヤツ)のSIMトレイを開いてSIMを入替え、④IIJmio開通のための設定をちょっとする、というだけ。

やってみると、別に難しくない。 

 

SIMって、イメージとしては「会員証」のようなもの。
ドコモ回線に入場(接続・利用)するためのドコモ会員証から、IIJmio提供の回線に入場するためのIIJmio会員証に切り替える。

※実は、IIJmioは「ドコモ回線の利用権」を仕入れて消費者に小売りする会社なので、IIJmioのSIMを差すと「IIJmioを通してドコモ回線に入場」している。
たとえて言うと、スポーツクラブ(ドコモ回線)を、個人会員として利用する形から、法人会員(IIJmio)のメンバーとして利用する形に変えるようなもの。

 

まとめると、電話機と、格安SIMと、独自のメールアドレスがあれば、ドコモは要らない。

iPhone等を持ってれば、IIJmioと契約して、Gmailを利用して、何の不自由もなく通話も通信もできる。

※代金の支払いを終えた手元のiPhone等をどうしようとも自由なんだけど、「SIMロック」には注意が必要。

各社のiPhoneには「浮気できない」呪縛(ロック)がかけられている。IIJmioはドコモ回線にマッチしたSIMだから、ドコモのiPhoneIIJmioのSIMを差すと普通に使える。でも、IIJmioのSIMを、auやSBのiPhoneに差したら「浮気」とみなされ、使えない。

ほとんどの格安SIMは、ドコモ回線にマッチしていたもので、au回線にマッチしたタイプはわずか(mineoUQ mobile)。SB回線用のはない。

なお、この呪縛を解除する方法はある(別の機会に説明しよう)。

 

通話回線と通信回線

LINEで無料通話ができるね。便利だけど、こういうのがややこしさの元凶。

本来、電話は「通話」回線を、ネットは「通信」回線を使うもの。

  • ドコモは基本的に「通話」回線を売ってる。そこに「通信」回線を付加してセット売りしている。
  • 格安SIM会社は基本的に「通信」回線を売ってる。それに「通話」回線オプションを設けている。

 

じゃ、LINE通話はどうかと言うと、どっちでもない。

LINEは、通話回線も通信回線もを売らずに、「電話もどき」サービスを展開している。次のような仕組み。

  • 利用者は、ドコモ等と通信回線(定額制が普通)を契約している。LINE通話は、その通信回線を利用している。
  • 利用者が、iPhone等でLINEアプリを起動して話しかける。するとLINEアプリが、その「音声」を「データ」に変換して相手に送る。
    相手は、iPhone等でLINEアプリを起動した状態でそのデータを受け取る。するとLINEアプリがデータを音声に再変換してくれる。
    [音声 ←→ データ] ~ 通信回線 ~ [データ ←→ 音声]

 

このようにして、1回いくらの通話回線を使わず、定額制の通信回線にタダ乗りして、無料の「電話もどき」を実現している。

050plus、skypeカカオトークなどもすべて同じ仕組み。

※LINEから、LINE使ってない人に架ける場合は、1回いくらの通話回線を使うから、別途料金が発生する。

※LINEが格安SIMサービスに乗り出して、通信回線等を売るようになるらしいが、仕組みは同じ。

 

ときどき、格安SIMの会社が(通話回線のオプション契約なしに)「電話もできます」って広告してるのを見かける。たいてい、050plusとかのこと。

嘘じゃないけど、本当とも言えない。

 

格安SIMを使う場合でも、1台運用なら、通話回線のオプション契約をして090/080の番号を持つべきだと思う。

所詮「電話もどき」は、「電話」の使い勝手に及ばないから。

 

格安SIMの弱点と、格安な理由

気づいたところで、弱点は2つある。  

弱点のひとつは、回線の品質の低さ

「回線」を「バス路線」にたとえてみる。バス1台に30人分の座席があるとして、この場合、

  • バス会社は、利用者がほぼ座れるくらいの台数を走らせる。
  • 車両が足りなければ、作る。

これがドコモのやり方。

 

それに対してIIJmioは、

  • バス会社と契約して、バス1台を「貸切り」する。
  • 客が30人を超えそうなら、バス会社に貸切り車の追加を申し入れる。
  • でもバス会社は、他の利用者もいる中で、そうそう貸切り車を増やせない。

つまり、状況によっては混み混みで不快になる事態が起こりかねない。

 

福岡でIIJmioを使っているが、「接続できない」ことはないけど、ときに「遅い」と感じることはある。メジャーの方が快適なのは間違いない。

要はバーター。
もともと携帯を酷使するタイプではないし、今のところ実用上で困るまではないので割り切ってる。
何せ料金が4分の1くらいだから、ぜいたくは言わない。

 

先々、どうしても「使えない」となれば、またメジャーに戻ればいい。
IIJmioの解約料はフェアだし、メジャーはMNP転入を優遇してくれるから。

 

もうひとつの弱点は、分かりにくさ

格安SIMの会社は、店舗を持ってないことが多い。契約もネット経由でする。実際にやってみると大したことないけど、まあ、とっつきにくいよね。

IIJmioは、ビックカメラでも契約できるようにしてるのでおすすめ。

 

上の弱点が、そのまま格安の理由

回線の品質を「割り切って」提供しているから安く出せる。「訳あり品」に近い。

店舗のコストをカットしてるから安い。その分「知る人ぞ知る」になってるけど。

 

結論

ガツガツ携帯を使っている人は、格安SIMに手を出さない方がいいと思う。品質はそれなりだから、ストレスが貯まる。

そうでなければ、格安SIMに変えない手はない。

 

ホワイトプラン以降、携帯の契約はずいぶんいびつになってしまった。

企業を変えるには消費者が行動するしかない。格安SIMがもっと普及していくことを願ってやまない。